第4回小農学会オンライン定期セミナー、開催!
2022年1月28日(金)午後7時30分から、第4回小農学会オンライン定期セミナーを開催しました。
―― セミナー内容 ――
― セミナー内容 ―
タイトル:
「温故知新」~振り返れば未来~今、見るからこそ、その意味が見えてくる
概要:
今回のセミナーのタイトルは<「温故知新」~振り返れば未来~今、見るからこそ、その意味が見えてくる>というものです。
農業たたきが盛んに行われていた1988年に放映された食料と農業についての討論番組のビデオを参加者全員で見た後、感想を述べ合うという企画でした。
ビデオは約75分間。当時、工業製品の輸出によって貿易黒字が急増し、アメリカ合衆国から牛肉とオレンジの輸入自由化を迫られていました。
“外国と比較して高過ぎる農作物”“補助金に頼るきる農業”などのイメージが広がり、農業への風当たりが強くなっていました。討論では農産品の自由化に賛成する人からは、「農家はもっと研鑚を積み、安くて品質の良いものをつくるべきだ」「国際競争力のある農業を目指せ」などの意見がありました。
この討論番組には山下惣一さんもパネリストとして参加されており、「オレンジの輸入自由化を許すなら、アメリカにミカンの輸入を認めさせる。そうでなければ不公平だ」「農業について論じる時に、農業の現場を知らない人が多過ぎる」と辛口の発言をしています。
映像を見終わった後、参加者が5名ずつに分かれて自己紹介と感想を述べ合う時間を確保。再び全員参加に戻って、それぞれが感想を述べ合い、有意義なセミナーとなりました。